以前の記事で「親御さんは先生にならないで」とお伝えしました
おうち練習での親御さんの役目は『お子さんのサポーター』です
お子さんに問いかけて、思い出させ、答えを引き出す!
このような関わりをすることで、ピアノの練習を『自分ごと』として捉えられるようになります
では、何か分からないことが出てきた場合、どうしたら良いのでしょう?
・この音符が読めない
・まだ習っていないことが出てきた
・宿題がどこまでだったのか忘れた
などのケースです
こういう場合の対応は・・・
例え親御さんが答えを持っていたとしても、お子さんに教えないでください
分からないことを、親御さんが教えてしまうと、ピアノに先生は、レッスンでちゃんとできているお子さんを見て、
『これはもう理解しているんだな、身についているんだな』と判断してしまうことがあります(見抜ける場合もありますが)
本当はわかっていないのに、わかっていると判断されてしまい、先にどんどん進められてしまうとどうなるか
数年後、高学年になって親御さんが練習に手を貸さなくなったとき、お子さんはひとりで曲を仕上げることができなくなってしまいます
ありがちなのは、親御さんがピアノの弾ける方で、お子さんが自力で譜読みする前に、お手本を弾いてしまうケースです
そうすることで、お子さんが楽譜を読めないことに気づくのが遅れる場合があります
親御さんはお子さんの「わからない」に手取り足取り答えずに、
・すでに習っていないか思い出させる
・忘れてしまった・習っていないようなら、次のレッスンで先生に聞くよう促す
そんな関わりが理想です
こういった関わり方は、親御さんが手取り足取り教えるのに比べると、進みは遅くなるかもしれません
ですが長い目で見ると、自主性が育ち、ピアノが大好きになる可能性は増します
ピアノの先生は毎週のレッスンで『その曲が完璧に弾けているか』ということよりも、『何がわかっていて、何がわかっていないのか』という、その子の現時点での習熟度を見ています
わからないことは、わからないままにして、レッスンに送り出してください
そしてできれば『ここがわからなかった』と、お子さん自身が言ってくれると、生のお子さんの理解度、習熟度がわかるのですご〜く助かります
手取り足取り教えてしまう、という親御さんは、ぜひ、気を付けてみてください
この記事の読者対象は:お子さんがピアノを習っている保護者様/これからお子さんにピアノを習わせたい保護者様(お子様は5才〜小学6年生くらいまでを想定しています)
執筆者:横浜市・磯子区・南区・港南区「できたが見える!さくらピアノ教室」さくらみき

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